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『LOST CHILD』 クリア後感想

 ソシーテ ボクハ ツヨクナルー カナーシミニ マケヌヨーウ

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進めていた『LOST CHILD』の攻略が終わりました。

 

感想としては、"そんな言われてるほど悪くない" ように思いました。

むしろ、僕はもっと酷い出来だと思ってたばかりに、拍子抜けしたぐらい。

退屈に感じる部分はあったし、散発的な面白さも十分にあった。

 

クリアしても残る謎、明かされないままの伏線はたくさんある。ただそれらに真っ当な理由付けをするのも不毛だし、どうせ粗ばかりが見つかるはずなのであえて何がどうダメだったのかは書かない。

作品として大きな欠陥(シナリオ投げっぱなしで、めちゃくちゃな終わり方しやがったぞ!?)とかはない。

細かい所で謎は残りましたが、大筋・因果関係等はちゃんと作中で明かされるし、納得はしていないが割と綺麗な終わり方をする。

 

物語の内容に関して。

文弥と霧子、母:桃子の死をきっかけに物語が大きく動いていきました。

もとを辿れば過去の因縁、しがらみが原因だったわけですが、そこへ至るまでの過程、雰囲気作りはなかなか楽しめました。

 

契約者とレイリア、それぞれを取り巻く環境がコロコロ変わるのも良かった。

目の前の現実と気持ちの問題。どこで折り合いをつけるかって感じでしたね。

序盤なにかと敵対とも取れるようなちょっかいを出してきた小崎と恠のペア。

中盤からは仲間として、苦楽を共にした颱斗と聖のペア。

それが最終章では、「将路・小崎 vs 颱斗・嵩」の構図になるとは思ってもいなかった。

嵩と恵のペアも何かきっかけさえあれば主人公サイドに回れたような気もしますが、颱斗と同様にまんまと弱みにつけ込まれ草薙に丸め込まれてしまったような印象。

 

好きなキャラは、ダントツで颱斗のペアかな。

熱血コンビで主人公より主人公してた感があります。

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文弥と霧子の仇クラフティハンツマン戦と、草薙本社ビル襲撃時のフェンサー戦でまさかの2連敗。

さらにケルベルスがバースト化習得以降は、作中最弱のアーミットになってしまいましたが、最後の散り際は見応えありました。

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このスレッジハマーの後ろ姿が最高にかっこいい。

 「あぁ、スレッジハマーは…最強だああぁぁ!!!」

 瀕死の颱斗が聖に将路達の元へ行くよう指示したり、囚われた由良の罪の意識を少しでも軽くしようと気遣ったり、死ぬ寸前の最後まで男をみせる好印象なキャラでした。

 

 

将路達のライバル的存在、フェンサー(小崎)について。

このペアの動かし方は結構良かったと思っています。

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実力は作中屈指、オリジナルでないにも関わらず自力でバースト化可能。最終章では嵩と恵が完全融合したネメシスと共倒れになったものの、草薙の側近であるクラフティハンツマンを圧倒する強さ。

小崎がキャラ的にも中の人的にもまんまfateのアーチャー。

あまり物語に自ら絡んでこない、静観を決め込むことが多かったですが、かと言って空気のような扱いにならず、出てくれば必ず見せ場を作るキャラ。

復讐者として将路達とはまた違うもう一人の主人公だったと思ってます。

 

残念だったのが、小崎の内面描写が少なすぎて実際問題、彼はどのように事態を捉えていたのか不明なところ。

最後まで妹の由良とは兄妹らしい会話もなく、すれ違ったまま終わった感。

「かつては優しい兄だった」とのことだが、作中でそれが伺える言動は皆無であった…。ある意味、小崎は最後まで冷徹無口なキャラを通し続けたと言える。

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肝心のゲームパート「戦闘」について。

正直な気持ちを言えば、めちゃめちゃだるかった。

難しい操作はなく、ただ左右に移動するカーソルを目押しするだけなんですが、単調故にだるい。雑魚モブのくせにやたらとHP多いわで戦闘パート入る度にゲンナリ…。

難易度は一番易しいピースフル。それでも場面によっては連戦を強いられるのでひたすらだるい…。

f:id:frostmoon06:20170311232656p:plain「貴様のエーテルは、何色だぁー!?」

 

『LOST CHILD』は良くも悪くも、"惜しい作品"。

声優、音楽、演出、絵と類を見ない程に良い素材が集まっているだけに惜しい。

「地雷」「がっかりゲー」「神ゲーに成り損ねた」等と今も言われ続ける背景には、発売当時の環境(期待値の高さ、延期、メインライターの不在)も原因だったのではないかと思う。

 

中身については、本当にそこまで悪い出来ではない。

確かに粗が目立つ部分もありますが、調理法さえ間違えなければ神ゲーになれたはず、と思わせるような "光るもの" は感じることができる。

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スレッジハマーのBGM大好き。

 

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