FLAT「シークレットゲーム -KILLER QUEEN-」 感想

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 はぁ~全クリしてきましたよ~。

すげぇ面白かったw

命を懸けた駆け引きの連続、存分に楽しませてもらいました。

 

話が進むにつれて、段階的に徐々にエンジンがかかっていくような面白さがありました。

各エピソード毎に重要な情報、伏線の回収、まさかの抜け道・裏ワザだったりとかそういうのが詰まっていて、前のエピソードで分かったことが次のエピソードを理解するのに役立ってくる。そういう仕組みになっていたと思います。

 

この手のゲームにありがちなプレイヤー自身が考察する要素、推理要素とかは特にない。

考えるよりも先にキャラクター達が行動を起こしてくれるのでそれに追従していくような形でいい。一々、手を休めて難しいことを考える煩わしさはないので、思ったより気軽にプレイできました。

 

エピソード1から4まで大きく4つのシナリオに分かれているんですが、どれも展開が異なり、誰と誰が手を組んだりだとか、前は味方だったのに今回は敵だったり、いろんな「if」の可能性があって常に新鮮な気持ちでプレイできました。

 

ここから各エピソード毎の印象や感想を書いておきます。

 

『エピソード1』

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「シークレットゲーム  - キラークイーン -」という作品を理解する序章的なお話。

「"Q:クイーン"のPDAの所有者を殺す」が作品全体を通しての根幹となるテーマになってきます。

 

『エピソード2』

まさかの「手錠」をかけられた状態で始まる予想外のハプニング。

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今まさにこれから殺し合いが始まる!って時に、見ず知らずの他人と手錠で繋がってたら…と考えるともう生き残れる気がしない…。しかし、手錠があったからこその信頼、絆というものがありました。

 

『エピソード3』

ここらが真骨頂。「ゲームマスター」の存在が明らかに。

ここにきて初めてゲーム中に正規の方法で首輪を外せる人が出てきました。

 

デスゲームに参加させられている主人公側から逆に、主催者とカジノ客へ「ゲーム」を持ちかけるという展開には思わずテンションMAXですよ。よく考えたなぁと。

 

なにより度肝を抜いたのが、全プレイヤー13人中、最凶の高山と手塚がタッグを組んだこと。

どのエピソードでも一筋縄ではいかない狡猾にして冷徹な手塚、敵になるとこれほど恐ろしいものはない戦闘力の塊、元軍人の高山。

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この2人が組んだら無理ゲーw 

そうかこの組み合わせがあったかと画面越しに絶望しました。エピソード4でも彼ら2人の最強っぷりがよく分かるんですが、まさにワンサイドゲーム

 

面白い要素が「戦闘禁止エリアの仕様を逆手に取った駆け引き」

序盤は完全な安全地帯なんですが、後半になるにつれて最も危険な場所になるってのがミソ。

賞金目当てで首輪が外れた人間がルール無用で襲ってくること、ルールの穴を突いて、わざとエリア内で攻撃を誘発するように仕向けたりとか、主に手塚の作戦が一番効果的に働いた場所でした。


エピソード3では唯一、主人公が助からない死亡エンドもありました。

物語を盛り上げてくれた主人公の退場。こういうどうしようもないやるせなさなんかも描いてくれていてとても好印象。

 

 『エピソード4』

全ての因縁に決着、秘密が全て明かされる正真正銘のラストゲーム

最後のエピソード4はなにもかもがイレギュラーでしたね。

 まず「プレイヤー達13人以外の敵の存在」ですかね。これが一番大きい。

一人のプレイヤーがその発端となっているわけですが、同時にゲームの秘密、組織との因縁だったり、なぜデスゲームが行われているのかその背景が見えてきます。

 

「本来、想定されるであろう通常通りのゲーム進行とかけ離れていること」

それに作中のプレイヤー達自身が、異常性に気づき始めるというのがこれまでの流れと違って面白いところ。

ずっと手の内で踊らされ続けていたプレイヤー達が何者かの思惑、意思が働いていることに気づき始めます。

 

咲実によって総一の歪み、ズルが看破されたことも見どころでしたね。

死んだ恋人との約束、自己犠牲の精神を支える裏にはただ死に場所を得たいという本心があったこと。「誰かを守って死んだ」という言い訳が欲しかったことを見破られました。

 

 エピソード4にて主人公サイドの仲間が全員生還できました。

最後の最後の窮地を助けたのがあの手塚と高山のコンビというのが皮肉にも燃える展開でした。終盤すっかり出番がなくなって、「こいつらの存在、忘れられてね?」とか思ってたんですが、ちゃんと出番があってよかった。

 

話は最高に面白かったんですが、やはり絵ですかね。まぁそれも作品の味ということで。

続編となる「リベリオンズ」も気になるので手を出してみようと思っています。